はぐれうさぎの貯金・投資・節約・読書・ひとりご飯録

コミュ障OLは豊かに静かに暮らしたい。

『バビロンの大富豪』 天引き貯金の有効性は、紀元前3000年から言われていた!

『バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか』(ジョージ・S・クレイソン、グスコー出版)を読みました。

 

物語でわかりやすく、お金の扱い方が述べられており、お金に対する正しいマインドが身につきます。

本書で述べられている、お金持ちになるための基本原則は、以下の通りです。

①得たお金(給料)の「1割」を貯金する(稼いだものはすべてその一部を自分のものとしてとっておく)
②貯金したお金を「投資」に回す
③投資で得たお金はすべて「再投資」する
④「複利」の力でお金持ちになる

 

基本原則自体は簡単でも、難しいのはこれらを実践することです。

「貯金しようと思っていたのに、給料を全部使ってしまった」「投資と言われても損をするのではないかと尻込みしてしまいチャンスを逃してしまった」という人は多いと思いますが、そのような弱い心をもっていたのは古代バビロニア人も同じでした。
具体的な投資の方法などは、時代が異なるために参考にならない部分もありますが、人間がもっている弱い心を克服し、お金持ちのマインドを学ぶ最初の本としてはとても良いと思います。


本のなかでは繰り返して、天引き貯金の必要性が語られます。

「私たちがそれぞれ必要経費と呼んでいるものは自分で気をつけていない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまう」
これは当てはまる人が多いのではないでしょうか。収入が上がったとしても、生活レベルもそれに合わせて上げていけば、出費も大きくなりますよね。


①貯金するためのお金は何よりも先にとっておくこと、②そのお金でグズグズしないで投資すること(ただし投資先はよく選ぶこと)
お金持ちになるコツは遥か昔から変わらないんだなと思わされます。

 

私は貯金はしてますが、投資はまだまだ…チキンな心が邪魔してできていません。定期預金など元本割れしない金融商品で守ることも大事ですが、自分1人の力で稼ぎ貯金するよりも投資した方が経済効率が良いのではないかと思っています。

老後の不安や、人生のさまざまな不安から、完全に逃れることはできませんが、金銭的な強さはその不安を軽減してくれます。

究極的には、自分の代わりにお金に働いてもらい自由に生きること、それを目指して勉強・実践していきたいと思うのです(20代にはまだまだ遠い目標ですが…)

 

重複する内容も多いので、すべて通して読まなくても気になるところだけつまんで読んでも面白いと思います。