はぐれうさぎの貯金・投資・節約・読書・ひとりご飯録

コミュ障OLは豊かに静かに暮らしたい。

まだ結婚しないの、早く結婚したらと言われて傷ついた時に読む本ー『「まだ結婚しないの?」に答える理論武装』感想

『「まだ結婚しないの?」に答える理論武装

伊田広行

 

結婚する、しない、という問題だけではなく、大人として自立するとはどういうことか、を扱っている良書。

 

「結婚したい/したくない」といった悩みの裏側には、本当は「自分らしい生き方」や「精神的な自立」という人生の大問題が潜んでいるのです。

 

以下の二文は、私のためにある言葉なんじゃないかと思いましたね。

男と一緒に暮らしていなくても、恋愛をしていなくても、セックスをしていなくても、結婚をしていなくても、子どもがいなくても、私は私であって、生きている意味があるんだ、と本当に思えること(エンパワメント)こそが大事なのです。

 

ふつうの人が、「ひとりぼっち」「モテない」「人とうまく話せない」「離婚した」「仕事ができない」「成功者でない」「ダメな私」「なんか才能もない」「ふつう、平均的でさえない」「性的少数者である」「親の思うように生きていない」「子どもがいない」「不細工である」などということを自己否定的にとらえないで、なんとか生きていけることを “自立” と呼んでいきたいと思います。

ダメなところもあるけど、それでも私には価値があると思えるようなことが大切なんじゃないでしょうか。“自立” の形はひとつではありません。皆が自分なりの “自立” のあり方を見つけ出し、作り出すこと。それをまわりが支えることこそが大事です。

 

図書館でたまたま見つけて借りた本ですが、良書でした。

ほかにも結婚、自立に関する名言がたくさんあるので、気になった方はぜひ読んでみてください。
著者はジェンダー問題を扱っているそうなので、機会があればほかの本も読んでみたいです。

 

 

ここから、余談。

親に結婚しろと言われる個人的な話なので、苦手な方は注意。

 

 

 

母親には、よく「離婚してもいいから、結婚しなさい」と言われます。

これを言われるたびにもやっとするんですよね〜。

娘に幸せになってほしい、という気持ちからの発言とは(今までの言動からしても)思えない。

母親自身が、自分の娘が結婚してないのは恥ずかしい。娘が結婚した、という実績が欲しい。世間から立派な母親だと思われたい。んじゃないかなーと邪推しています。

仮にもし結婚して離婚します、っていったら、何だかんだ言って絶対〜に反対されるでしょうし。

 

難しいけど、いちいち真に受けないことが大事なのかな〜。でも、さらっと上手く受け流せないんだよな〜。

何度裏切られても、親にわかってほしい、味方でいてほしい気持ちはなかなか手放せません。

親との関係を見直す本も読んでいきたいです。